トレーニングの用語がわからないあなたへ
最近トレーニングを始めた人「トレーナーさんが言ってるトレーニング用語がわからないな...。横文字ばっかりで何言ってるかわからない、なんとなく聞いたことはあるけど意味がわからない...。それぞれの用語の意味を教えてください。」
そんなお悩みを解決します。
トレーニング用語で知っておくべき4つを解説
- レジスタンストレーニング
- アジリティトレーニング
- プライオメトリックトレーニング
- ピリオダイゼーション
上記の4つを解説しますね。
この解説はNSCA(NATIONAL STRENGTH AND CONDITIONING ASSOCIATION)のテキストに基づいています。NSCAはトレーナー業界では世界レベルで通用するほど、大手の団体です。
レジスタンストレーニング
レジスタンストレーニングとは、抵抗運動のことです。
レジスタンス : resistance =抵抗
という意味です。なので、皆さんが思い浮かべているダンベルを使ったり、セラバンド(チューブ)を使ったりしているトレーニングも「レジスタンストレーニング」となります。
*腕立て伏せや腹筋に関しては、自分の体重を利用したトレーニングで「自重トレーニング」と言います。
アジリティトレーニング
アジリティとは日本語で「敏捷性:びんしょうせい」と言います。以下に定義を載せます。
・スピード:動作速度を高めるために必要なスキル
・方向転換:動作の方向や速度、様式を急激に変化させるために必要なスキルと能力
・アジリティ:刺激に反応して、動作の方向や速度、様式を急激に変化させるために必要なスキルと能力
アジリティは方向転換能力に近く認知力を加えたものになります。
知覚認知刺激とは指示や光など何かしらの刺激ということになります。
方向転換は決まった方向に進みますが、アジリティは刺激に応じて様々な方向へ進むというイメージです。
恐らく、アジリティトレーニングと聞いてラダーを使ったトレーニングをイメージした方もいるのではないでしょうか?アジリティには「刺激に反応して」という認知の要素が入ってくるので少し異なるんですね。
プライオメトリックトレーニング
「プライオメトリック」とは「長さが伸びること」
「plio:さらに」、「metric:長さ」という意味を示します。
実践的には、
ストレッチ−ショートニングサイクル(伸長−短縮サイクル:SSC)を含む予備伸長あるいは反動動作を用いた、素早くパワフルな動作と定義されます。
SSCは力学的メカニズムと神経生理学的メカニズムの双方を兼ね備えたものでプライオメトリックトレーニングの基礎となります。
簡単に噛み砕くと、伸張反射(膝をポンと叩くと膝が勝手にビヨーンって伸びるやつです)を利用して筋肉の収縮力を上げる。みたいなイメージです。
なんか、小難しいですよね?笑
例を出すと、ジャンプとかはプライオメトリックトレーニングになります。
テニスでいうと、スプリットステップは足部のSSCを利用して一歩目の反応を早くしているということです。
ピリオダイゼーション
ピリオダイゼーションとは、パフォーマンスを適切な時期でピークに達するために行われるトレーニングを順序立て、統合する理論的で体系的な過程のことです。
トレーニングのピリオダイゼーションは全般的なトレーニング目標を数年や1年単位の計画で示すことから始まります。期間によってそれぞれサイクルが分かれているが、テニスのようにオフシーズンが短く、常にピークパフォーマンスを要求される場合のピリオダイゼーションの期間はかなり短くなります。
皆さんから出てきそうな疑問を解決します
今回の記事は以上になります。